スコットランドの英雄、ウィリアム=ウォレスの半生を描いたドラマチックな歴史大作。
イングランド支配下に入ったスコットランド。父と兄をイングランドに殺されたウィリアム=ウォレスは、叔父に引き取られ、教養と侠気を身につけた若者となって故郷に帰還する。しかし、幼なじみのミュロンと結ばれた後に領主の行使する「初夜権」によって命までも奪われた時、ウォレスはスコットランド独立を掲げ、大勢の勇者や幼なじみとともにイングランドと戦う道を選ぶ。質でも量でも劣るスコットランドだったが、最初のうちはイングランド相手に連勝を重ねる。だが、自らの保守に囚われた貴族たちの裏切りに遭い、ウォレスは孤立し、とうとうイングランドに囚われの身となってしまうのだった。
これ、大画面じゃないと迫力伝わらないんすよ。映画館で見て、感動してぼろぼろ泣いたのに、テレビでかかった時にがっかりしてねぇ。せっかく、うちの親をたきつけて、「絶対にいいから!」と薦めたのに。でも、思うに、これが正しい映画のあり方なんではないかと。映画って、あの大画面で見るからいいんだと思うの。テレビで見てもいいと思う「大作」なんてしょせん、その程度でねーかと思う。だから、この映画のあり方は正しい。しかし、すでにDVDでしか見られない映画なので、強力に薦めたいんだけど、きっとわかってもらえないよなぁと思うのは凄く寂しいのである。中盤、イングランド軍と戦うことになったスコットランド軍が、顔に文様を描き、騎馬に対して、不利な歩兵、対するは先を尖らせた大量の木、というスペクタクルな戦闘シーンの良さは、やはり大画面で見てもらいたいですもん。
ぶっちゃけ、この映画も「お国のために戦った男たち」の格好良さとその挫折がメインテーマであり、メル=ギブソンが後に撮った「ワンス&フォーエバー」や「パトリオット(愛国者という意味だってね)」という右派映画に近いのかな、と思う。
(了)